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記事: 人が最も心地よいと感じる気温は、およそ22℃前後

人が最も心地よいと感じる気温は、およそ22℃前後
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人が最も心地よいと感じる気温は、およそ22℃前後

22℃をまとうという考え方

人が最も心地よいと感じる気温は、およそ22℃前後と言われています。

暑くもなく、寒くもない。
身体が体温を維持するために、余計な働きをほとんど必要としない状態です。

汗をかくこともなく、
震えることもなく、
ただ自然にそこにいられる温度。

この22℃という数値は、単なる環境の指標ではなく、
人間の身体にとっての「基準点」のようなものです。

けれど、2月の外気はこの基準から最も遠い位置にあります。

朝は0〜4℃、昼でも8〜11℃ほど。
快適とされる22℃との差は、常に10℃から20℃近く存在しています。

つまり2月において、外に出るということは、
本来の快適な環境から離れることを意味します。

ここで服の役割が生まれます。

服とは、単に外気に耐えるためのものではなく、
身体の周囲に、もうひとつの気候をつくるための装置です。

外が5℃であっても、
服と身体のあいだに空気の層をいくつか重ねることで、
体感は22℃に近づいていきます。

繊維の間に留まる空気は、外の冷気と身体の熱を緩やかに隔てる。
その見えない層こそが、快適さの正体です。

アウター、ニット、シャツ。
それぞれは単体で機能しているのではなく、
空気の層を段階的に重ねる構造として存在しています。

2月の装いが自然と重くなるのは、
より多くの空気を身体の周囲に留めておく必要があるからです。

しかし、2月のもうひとつの特徴は、
一日の中で温度が静かに変化することです。

朝の冷たい空気の中で家を出て、
昼には日差しによって、同じ場所がまったく異なる温度を持ちはじめる。

例えば、朝が3℃で、昼が11℃の日。

その差は8℃あります。

もし朝の寒さだけに合わせて服を固定してしまえば、
昼には身体が熱を持て余すことになるでしょう。

ここで重要になるのが、「脱げる構造」を持っているかどうかです。

理想的なのは、アウターの内側ですでに快適が成立していること。

長袖シャツの上にニットを着て、
その外側にアウターを重ねる。

朝の段階では、アウターを含めたすべての層が、身体を守るために機能します。
けれど昼になり、気温が上がれば、アウターを脱ぐことができる。

それだけで、身体の周囲にある空気の層が一段階減り、
体感温度は自然に外気へと近づいていきます。

さらに気温が緩めば、ニットを脱ぐこともできる。

このように、服が固定されたものではなく、
可変する構造として存在しているとき、
身体は常に快適な領域にとどまることができます。

服の役割とは、外気に合わせて一つの正解を選ぶことではなく、
変化に対応できる余白を持つことなのかもしれません。

朝のための層と、昼のための層をあらかじめ用意しておくこと。

そして必要に応じて、それを一枚ずつ引いていくこと。

2月という季節は、
服が単なる装飾ではなく、機能として最も明確に現れる時期です。

私たちは布を身にまとっているのではなく、
そのあいだに留まる空気をまとっている。

エルグワンのウェアは、
この“空気の層”を前提に設計されています。

重ねても、空気を保ち、
脱いでも、快適さが失われない。

気温に合わせるのではなく、
自分の周囲に心地よい温度をつくるための構造。

外の気温ではなく、身体の基準に合わせること。

それが、エルグワンの考える服です。

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