ゴルフは続くよどこまでも#9 「心技体、だけじゃない」
「心技体(しんぎたい)とは、武道や相撲(すもう)で重んずる、精神・技術・体格の三要素(の組)」。by Oxford Languages
確かにこの三要素は、スポーツにとても大事な基礎だ。
でも、最近思うのだ。
ゴルファーにはさらに必要な要素が、もう2つあるじゃない? と。
ひとつは「具」。すなわちクラブなどの道具、またそれに伴う知識。
もうひとつは「策」。すなわちコースマネジメント。
ゴルフはこの「心・技・体・具・策」が重要なのだ!
解説しよう。
ゴルフほど、道具の種類が豊富なスポーツはないと思う。
グリップ、シャフト、グリップなどの組み合わせだけでも無限にあるし、ライ角、調整や長さの調整、ソールを削ってみたり、鉛を貼って重くしてみたり。
ゴルファーに合わせてフィッティングをしたら、自分に合う道具が手に入る。
もしかしたら、スライスしているのはあなたの「心技体」のせいではないかもしれないのだ。
また、コースマネジメントもとても重要だ。
ティーボックスに立った時、いやあるいは立つ前に、第二打、第三打が打ちやすいように戦略を決める。
私は日本にいた時、あっちこっち毎回違うコースでプレーしていたのだが、ニュージーランドに来てまもなくプライベートクラブのメンバーになり、ずっと同じコースを回り続けることになった。
すると、狙い目やグリーンの傾斜など、コースを何回も回るうちに、攻略法がわかってきて、はるかにスコアが安定し出したのである。
ただ、「心・技・体・具・策」の優先順位はどうかと問われると、こうだ!とハッキリ言い切れない。
プロなら「心>体>技>策>具」かなぁ。
アマチュアゴルファーなら「具>体>心>策>技」かなぁ。
まぁ、個人によって思うところはあると思うので、問いかけて締め括りたいと思う。
どう? どう? これで「ヒッティメソッド」とか「ヒッティ理論」とか名前つけて、商標登録しようかしら。
[プロフィール]
ヒッティ
1987年生まれ。ニュージーランド在住。幼少期からゴルフを始め、一時はプロを目指すも、今なおアマチュアとしてゴルフを愛し続けている。現在のハンデはゼロ以下。日本とニュージーランドで女子ミッドアマ チャンピオンのタイトルを獲るなど、珍道中を邁進中。